自習室をのぞくと1人の男子生徒が寝ていた。
その生徒は、他の日にワークの答えを ただ丸写しをしていた。
色々な指導法があり、正解はわからないが、その男子生徒に指導したことは、「なぜ勉強をするのか?」というのを伝えた。
特別授業の締めの話をその子に向けた。
そして、「人と比べない」ということも同時に伝えた。
その男子生徒は勉強が苦手だ。
わからない問題があるとすぐにふせてしまう。授業中、問題を解いている時間に友だちができるのに、自分はできないと不機嫌になったり、寝ようとしたり…。
だから、その男子生徒には「人と比べる必要がないんだよ」というメッセージを伝えた。
結果、少しだけ様子が変わった。
勉強合宿でも遅刻はするものの、取り組みが良かった。その生徒なりに一生懸命、問題を解いていた。
定期テストでは今まで一番の得点を取り、テストの点数を見せに来てくれた。
「なぜ学ぶのか?」
真剣に語る大人が必要だ。
良い学校に行くため、テストで悪い点数を取らないためといった表面的なものではなく。
「なぜ学ぶのか?」生徒たちには熱く語っていきたい。