中三の頃、たまたま同じ班の友だちが数学のワークを解いていた。
たしか、二次関数の問題だったと思う。
その友だちはペンが止まり、う〜んと悩んでいる様子だった。
普段から気軽に話す間柄だったので、声をかけて、数学のワークを見せてもらった。
ちょうど塾で先生に教わった内容だった。
そこで塾の先生に教わったやり方をそのまま、友だちに教えた。
そのあとに、「わかりやすい!ありがとう!」と言って喜んでくれた。
そう言ってくれたのが照れくさくてものすごくて嬉しかった。
誰かに勉強を教えたことがはじめての体験で、感謝をされて、何かが動き出した。
自分たちが普段経験するありふれた出来事の中にも、物事の本質が潜んでいることがある。
自分がしたことによって、誰かが喜んでくれる、それが『仕事の本質』ではないか。
スターバックスの元社長の岩田さんの言葉を借りると、火花散る瞬間だったと言えるかもしない。
だから、今の仕事も本質的には、中三の頃に味わった気持ちと、今、エイメイで生徒に接している気持ちは同じではないかと思った。
生徒が「できた!」と喜んでいる様子を見るのが何よりも嬉しい。
そのために、日々、自分を磨いていこう!