今日、英語の並べ替えでずっと悩んでいる生徒がいた。
5回以上バツをつけた。
ヒントもほとんどなし。
厳しく指導した。
本当はすぐに教えたい。
でも、生徒の考える機会を奪ってはいけない。
問題を必死に解こうと試行錯誤して考えている時間に真の「考える力」が身につくからだ。
また、必死に考えて自分で答えを導き出す過程が何より大切だからだと思うからだ。
大人になって社会に出て、様々な課題にぶつかる。
社会に出た時に解答集なんてない。
親切に正解を教えてくれる人もほとんどいないだろう。
正解も一つとは限らない。
そんな難問に立ち向かうために、今、学生時代に自分で「考える力」を身につけることが大切だ。
粘り強く問題に取り組む姿勢を身につけることが大切だ。
その生徒は、1時間以上、たった1問と格闘していた。
涙目にもなっていた。
でも、最後の最後には丸がついた。
「できました…!!」
必死に悩み抜いた問題が正解した時の嬉しそうな生徒の表情を見るのは何より嬉しい。
勉強に本気で向き合うのって実はめちゃくちゃ楽しいこと。
深い喜びや感動つながるから。
父性的な厳しさの指導をしつつ、母性的な優しさで生徒を見守っていきたい。