高校時代、野球部に所属していた。
1、2年生の頃は調子が良く、怖いもの知らずで上級生の試合にも出ていた。
ある程度、結果を出し、浮かれていた。
自分たちの代になり、これから!という時に練習試合に先発投手で出場した。
結果はボロボロ。
痛烈に相手チームに打たれた。
群馬の強豪チームだった。
その後、リリーフで代わった後輩の選手が見事0点に抑えた。
一気に自信はなくなった。
ベンチにいて応援の声も出せなかった。
その後、挽回する機会もなく3年生時代はほとんど結果を残せないまま野球部を引退した。
自分にとっては大きな挫折だった。
小学校、中学校と野球で成績を残してきた分、控えにいて試合に出られないという事実を受け入れることに時間がかかった。
今思うと、あの練習試合の後にどうしてもっと練習に打ち込まなかったのか。
球速を上げるためのトレーニングやコントロールを良くするための走り込みをしなかったのか。
「~たら、~れば」は野球では禁句だが、もう少し、練習すれば良かったと今でも後悔している。
「大切なのは、挫折をした後だ。」
「落ち込んだ時に、どう自分を立ち直らせるか。」
「自分の弱点を受け入れて、日々のトレーニングに励みなさい。努力していれば必ず結果はついてくるし、後悔もしないから、目の前のことに全力で頑張りなさい。」
そんなことを高校時代の自分に伝えたい。
エイメイでも、大切にしているのは北辰テスト後や定期テストの後だ。
テスト結果から逃げずに受け入れること。
しっかりと分析をして、前向きに反省して、次に繰り返さないために、自分のできることをすること。
目標を立て、計画を立て、勇気を奮い起こして、前に進むこと。
それが大切なんだ。
とよく生徒に伝えているのは、自身の苦い経験があるからだ。