「成人式に生徒が来る塾なんてすごいですね!」
エイメイの前の花屋さんが言ってくれた言葉だ。
毎年、成人式後に卒業生が塾に来ることは当たり前のことだと思っていたから、ハッとした。
成人式の翌日、数人とご飯屋さんでご飯を食べた。
思い出話に花を咲かせた。
鶴瀬第1期のの生徒たちだ。
振り返ってみると楽しい思い出ばかりだった。
楽しい思い出だけではなく、あれだけ勉強に一生懸命に取り組めたこと、エイメイの先生に出会えたことを感謝している、と言っていた卒業生もいた。
よくY先生がおっしゃることだが、教師は生徒の人生に携わることができる尊い仕事だ。
今は幼く、手のかかる生徒も、大人になった時に恥ずかしながらあの時はお世話になりました、と感謝される日がいつか来るかもしれない。
卒業生たちには、大人になって社会に出た時に活き活きとしていてほしい。
どんな仕事に就いたとしても、輝いていてほしい。
そんな願いがある。
だからこそ、今いる生徒たちには目の前の課題から逃げずに立ち向かってほしいと思う。
勉強を通して、様々なことを学んでほしいし、身につけてほしい。
テストの得点が上がれば、「やればできる!伸びる!」という経験を積むことができる。
「やれば乗り越えられる!」マインドは社会に出てから、必要なマインドだ。
社会に出れば楽なことばかりではなく、困難が何度か訪れるだろう。
そんな時に「やれば乗り越えられる!」マインドがあれば、
どん底からも這い上がることができる。
まわりの人を勇気づけることもできる。
失敗や挫折を通して、成長できる。
生徒たちには、暴風雨にも負けない南国の植物のように、たくましく、強く育っていってほしい。