勉強ができる子や勉強が伸びる子の特徴は、
ずばり
【大人っぽいかどうか】です。
または、【自立しようとすること】です。
大人っぽくなると
自分のことは自分でやりたくなるようになります。
誰かの干渉を受けることを
避けるようになります。
勉強も
やらされてるものから
自分のために
やるもの
と捉えられるようになります。
自立のできている子は、ほうっておいても成績がぐんぐん伸びていきます。
自分から、すすんで勉強します。
自分から「プリントちょうだい!」と言われなくても言ってきます。
悩んだことやつらいことがあっても、自分の力出で乗り越えていける力を持っています。
逆に、自立のできていない子はなかなか成績があがりません。
言い訳もたくさんしてしまいます。。
つらいことやいやなことがあると、誰かに甘えたり、現実から逃げてしまうことがあります。
つい楽なほうへ楽なほうへ、逃げていきます。
どんどんやらなくなります。
やらない→できない→嫌い、このネガティブサイクルに陥ってしまいます。
小学低学年に自立の話はしませんね。
まだ、幼すぎるからです。
中学生と小学生の違いはなんでしょうか?
部活?定期テスト?身長?
どれもたしかにあっていますが、僕の考える小学生と中学生のちがいは部活動やテストではありません。
小学生と中学生のちがいは、「自立」にあると思っています。
子どもたちは朝、どうやって起きていますか?
親に起こされている人もいれば、
目覚まし時計やスマホのアラームを使って、自分ひとりで起きている人もいます。
では、今着ている服は誰が買ったものですか?
料理は誰がしますか?
洗濯は?皿洗いは?部屋の掃除は?
全ておうちの人にやってもらってないですか?(笑)
誰かに何かをやってもらいつづけると、人はつい甘えます。
甘えられることを知ってしまうから。
何かあれば、親や誰かがやってくれる。
何とかなると
甘えるクセがつくと、誰かがやってくれるだろうと思うので、自分で何もしたくなくなります。
甘えると、それに慣れてしまい、甘え続けてしまいます。
自立の反対は、「依存」です。
誰かにたよりつづけなければ、生きられなくなってしまいます。
それでは、親がいなくなったらどうなるのでしょうか?困りますね、、、
なぜなら、おうちの人が一生、生きていることはないからです。
いつか
子どもは自立をして、仕事をして、家事をして、一人前の大人として、生きていく日がくるでしょう。
そのときになっても誰に甘えるのでしょうか?
仕事で上司に叱られた時に、毎回、慰めてもらうのでしょうか?
恋人にふられた時に、「よしよし」と親に頭を撫でてもらうのでしょうか?
甘える人がそばにいたらいいですが、大人になってからは、
厳しい言い方かもしれませんが、助けてくれる人はいなくなるでしょう。
いいおとなの、おじさん、おばさんが甘えていたら、こわいです(笑)
自立ができず、依存したままだと、厳しい現実が待っています。
社会で依存してる大人たちの悲しい出来事を見てきました。
すぐに、自分の都合の良いいいわけをしたり、うそをついたり、他人のせいにしたり・・・。
おとなになって、うまくなったのが言い訳とか、そんなの寂しいですね。
そんな生き方をしていると誰からも信頼されなくなってしまい、
気がついたら、(ポツン)と孤立してしまうかもしれません。
自分で自立して、考えて行動して、力強く生きていかなければならないのです。
だから、
ささいなことかもしれませんが、
朝、自分で起きるとか、自分の食べたお皿を洗うとか、
食器を台所まで持っていくとか、ごみ袋を捨てに行くとか、買い物に行くとか、家事を手伝うとか、自分のできるところから、行動していきましょう。
と生徒たちには伝えています。
それが、自立につながります。恥ずかしいことはありません。
当たり前のことを当たり前にやることは、とても立派ですばらしいことです。
そういうことができると、不思議と成績が伸びていくのです。
成績があがるのには、順序がありますね。
人から嫌々やらされている受け身の勉強では、いつかは頭打ちになってしまいますね。
自らすすんで行動していく、という自立の姿勢が身につくと、成績も当然、あがっていくものです。
今まで、そんな風に成長して成績面もあがっていった生徒もたくさん見てきました。
また、普段どれだけおうちの人に助けてもらって自分は生きているのかとわかるので、感謝をすることができます。
感謝をできることも、自立への第一歩かもしれませんね。
「成績をあげたい」
そう思うなら、まずは自分のことを自分でやること。
大事なことだと思います。