字の汚さを指摘する際に
もっとちゃんと書きなさい!
の、「ちゃんと」は曖昧すぎて伝わらないことがあります
本人はちゃんと書いてるつもりが多いからです
これがなかなか難しいところ
本人の認識と
他者(ここでいうと親や先生)の認識がずれてる
でも、それを一致させるのは簡単なことではないので
そもそも
本人はこのままでいいじゃん?
と思ってる
だから、「ちゃんと」書きなさいと言われても
はいはい、わかったよ
その場で、他者が見てる間は、ゆっくり時間かけて書く
でも、5秒後くらいには元の字に戻ってる
そんなことはよく起こってるんじゃないですかね
じゃあどうしたら良いんですか?
字の汚さを直すためには2点、必要だと思います
まずは、1点目、
▼自分自身で字の汚さに気づき、直そうという意識を持つ
あ、オレの字って汚いんだな、ちょっともう少しうまく書かないとな
という客観的に自分を見つめることが大切ですね
いくら、字が汚い汚いと言われてても自分的には満足していることには、耳を傾けないですし、直そうとしないですね
2点目は、
▼お手本があること
どんな風に書いたら良いのかが明確
どの書き方が良くないのかが明確
字の汚さに気づいたら、今度はどんな風に書いたら良いのか
その見本があると、自分の字と比較しやすい
何が良くないのか、親や先生も指摘しやすい
見本を真似る
うまい字が元からあるわけではなく、うまい字を書いてる人はうまい字を真似てるだけなんですよね
その通りではなくても、真似して字を近づけることはできます
字の汚さを直すのは、奥が深く、その子どもの個性もあるので、うまく寄り添ってアドバイスをしていきたいですね