子育て塾長づかっちのブログ

教育に夢と感動を。そして少しのユーモアを。

過去を振り返るなら前向きな原動力に変えろ

先日、中学、高校の同級生とご飯を食べてきた。

 


中学、高校と野球をともにした仲だ。

 


当然、過去の話になる。

 


過去は美化しがちだ。笑

 


それでも、

 

過去も自分が存在したことを確認するのは

 

 

 

現在の行動するための原動力のためでもあると思う。

 

 


失敗した経験

 

 

恥ずかしい思い出

 

 

自分が忘れていた成功体験

 

 

当時の心情や

 

当時、語られることのなかったこと

 

 

そんなことを思い返してみるのは

 

新たな発見があり

 

 

それが現在の行動につながることもあり、面白いと思った。

 


言い換えると、過去の自己分析と過去の他己分析だ。

 


自己分析は、あのときの自分の行動を今になって振り返ってみる思い出してみることだ。

 


あの行動をとった理由、なぜあの選択をしたのか、などである。

 


他己分析は、自分をどう思っていたか?を他人から聞くことだ。

 


他人から指摘されて、はっと新しく気付くこともある。

 


なぜなら、普段、自分がどう見られていたか?

 

 

を確認する機会はあまりないからだ。

 


自分自身、野球から逃げていた時期があった。

 


逃げた先は勉強だった。

 


それはそれは、うまい言い訳だったと思う。

 


今、振り返ってみるとそう思う。

 


中学、高校の反省を活かして、大学の野球は自分の中では、

 

 

真摯に打ち込めたと思うけど、

 

 

中学、高校の自分のことを誇れるかといったらそうでもない。

 


弱い自分がいた。

 


そんな自分を、変な話、認めることができるようになってきた。

 


過去を振り返ってみて、もう二度と逃げたく出したくないと思う。

 


逃げるくらいなら、正々堂々と勝負をして負けていこうと思う。

 


高校3年生の夏、試合に負けて引退をした。

 


球場の外で、エースが自分のところに泣きながら、「勝てなくてごめん。」と言ってきた。

 


そのとき、自分が情けなくなった。

 


彼はこんなにも頑張っていたのに、自分は彼の助けにもなることができなかった。

 


彼は、その夏、最後まで一人で投げ抜いていた。

 


自分にできることはあったのに・・・。

 

 


大学では、そのときの悔しさをバネに一生懸命にプレーしたと思う。

 


野球人生はまだ終わっていないが、学生野球をやっていて心底良かったと今は思っている。

 

 

しかし、あの夏のあの出来事を認めるまでは、10年近く時間がかかった。

 


そして、現在、あの夏の大きな恥ずかしい思い出は二度と繰り返したくないという気持ちで、

 


弱い自分を認めつつ、自分を奮い立たせている。

 


強くなれ、と過去の自分は、現在の自分に言っている。

 


点と点が結ばれて、線になるように、過去の経験と現在を結びつけて、よりよいものを生み出していきたいと思う。

 


過去を振り返るのも、現在の原動力のためにするなら、良いと思った夜だった。

 


中学、高校時代に一球をただひたすら追いかけたあの時代にできた仲間は一生の仲間でもある。