「先生に向いてないかもしれない。」
数年前、
ソヨカ校舎ができる前、
エイメイ鶴瀬が開校したばかりの頃は、
そのことばかり思っていた
昔のブログにも書いたことがある
授業後は反省ばかりだった
生徒のやる気が見られない…
宿題を忘れる生徒がいる…
無気力で、声かけをしても反応してくれない…
なのに、先輩の先生が面談をすると目を輝かせてやる気を出してくれる
そんなことを目の当たりにすると
終礼が終わるとしばらく動けなかった
気付いたら
30分、1時間、2時間、教室に座ったまま・・・
気づくと校舎に誰もいない
ひとり、校舎にいた
「授業後に何もできないんです。」
と、たまたまランチをご一緒した先輩の先生に相談したこともあった
当時は、先輩の先生に相談できる機会も少なく、先輩の先生が同じ校舎にいなかったので全て手探りでやっていた
今の指導で、本当にあっているのだろうか
不安になった
成績の伸び悩む生徒がいると、生徒ではなく、自分の能力を疑った
そして、常に沸き上がってくる言葉があった
「自分なんかじゃ無理かもしれない・・・。」
「先生に向いてない・・・」
その言葉が頭の中で繰り返す
また、授業中の問いかけもこのままでいいのか
結局、何もしないままで心のもやもやが晴れなかった
振り返ってみると、
できっこないと心にふたをしていたのは、
自分自身だったいうことに気づいた
そんな自信のなさはどうやって解消されていったか
それは、日々の積み重ねであり、その積み重ねである経験が何よりも大きい
教育の専門書を読み漁った
うまくいってる先輩から積極的にアドバイスをもらった
他塾を見学させてもらった
話し方の勉強をしようとTEDトークなどを見た
そうするうちに
「づかっちのおかげで成績があがったよ!」
「入試で最高得点だった!」
そんな生徒の言葉が励みになり、自信につながっていった
また、後輩、先輩の先生から「さすがですね!」
「づかっちのおかげで助かりました!」
と言われると、やって良かったんだなと思えるようになった
自信がついていったのも、経験を積み重ねたことが大きい
しかし、その経験ができたのも、才能がないからと言ってあきらめることなく、たとえ後ろ向きになった翌日でも、前向きに笑顔で生徒の前に立ち続けた自分がいるからだ
科目の専門書を読んで勉強したり、
尊敬する先輩の授業動画を何度も見たりして、
耳の痛いフィードバックをもらったりして、
教科と話し方などを必死に学ぼうとしてきた結果、
うまくいくようになった
これからも自分には苦手だからと諦めるのでなく、
学ぼうという姿勢を忘れずに持っていたい
そしてここで得ることができた経験は積極的に後輩たちに伝えていきたい