「考える力 」については 、普段から考える訓練をすることが効果的です 。子どもと一緒にテレビのニュースを見ることもあるでしょう 。そのときに 、 「なぜ 」という質問を子どもに投げかけてみる。
「今、何時?」「今日、何曜日?」という何気なく質問してくる生徒に対しては、そのまま質問返しをする。
「今、何時?」「今日、何曜日?」
そう逆に質問されて、生徒は、はじめのうちはきょとんとした表情をする。イライラしたり、困惑したりする生徒も中にはいる。
しかし、自分で「考える」ためには、聞けば何でも答えが返ってくる状況というのは良くない。
何でも聞けばわかる、やってくれる、思考停止につながってしまう。
例えば、ソヨカの生徒でも、学校の数学のワークを解く時にわからない問題があると、悩むことなく、すぐに解説を取り出して答えを丸写しする生徒が多い。そんな生徒に限って、「考える力」が弱い。
それに対して、「考える力」が強い生徒は、悩む。悩む。悩む。そして、試行錯誤しながら答えにたどり着く。
また、「答えは言わないで!」と言ってくる。解けた時の喜び、感動を知っているからだ。
「考える」生徒はしなやかに伸びていく。だから、エイメイでは「考える」力を育むような発問をしたい。「なぜ?」「どうして?」という質問をうまく取り入れていきたい。