嬉しいことに「づかっちのあの時の言葉で救われた」と言ってくれた生徒がいた。
「いっぱい迷惑をかけてごめんなさい」
という悩んで相談に来た生徒に対して「迷惑を迷惑だなんて思っていないから、迷惑なんて、いっぱいかけなさい」と話をした。
その生徒は泣いて頷いてくれた。
卒業後、その生徒から手紙をもらい、その手紙に上記のことが書いてあった。
さらにその手紙にはこう書いてあった。
「私もいつか、迷惑を迷惑だなんて思わない教師になります」教師冥利に尽きると言ってもいい言葉だった。
自分自身、振り返ってみると、エイメイに出会わなかったらいまの自分はいないと思った。
中学時代に勉強で苦しんだり、人間関係や家庭環境で悩んだりしたときに、あの言葉をかけてくれた先生がいなかったら・・・。
そう考えると恐ろしい。
そして、巡り合わせというのは不思議なものだ。
自分がそうであったように、いつか教え子が教師になり、悩んでいる生徒を救う日が来るのだろうか。
これからも教師の役割の一つを大切に果たしていきたい。