授業に入り、生徒が暗いなあと思った時、暗いのは教師の方かもしれない。
生徒が元気ないなあと思った時、元気がないのは教師の方なのかもしれない。
逆に、生徒が元気で明るい時、教室が明るくて元気なのかもしれない。
生徒たちは素直だ。
まるで教師の心を移してくれるようなものだ。
授業前、教室へ入ろうとソヨカ校舎の廊下を歩いている時。
また、以前だったらエイメイ学院のみずほ台校舎の階段を上がる時。
笑顔を意識的に作っていた。
生徒から、づかっち、いつもニコニコしてて気持ち悪いよと、よく言われてしまうが。(笑)
そう言ってくれた、その生徒も笑顔だったりする。
笑顔で教室のドアを開けたとしても、はじめは曇りの日もあるし、雨の日もある。
例えば、生徒同士のケンカがあったり、進路相談で学校の先生から厳しく言われたり、家で問題があってイライラしている生徒がいた
り・・・。
しかし、それでも、止まない雨はない。
少しずつ彼らの緊張を解いていったり、声をかけたりすることで、徐々に表情が明るくなり、晴れ間が見えてくる。
はじめはうかない表情だった生徒が、授業の後半に大声でゲラゲラと笑う。
笑顔でありがとう!と言って自転車に乗って帰っていく。
そんな姿を見ると、やはりこっちも嬉しい。
教師は「雨のち晴れ」の天気の子になることができる。笑
そのためには、自分の心の中に太陽を持たないといけない。
同時に敏感に生徒の心の天気を感じ取る力も必要だ。
大雨が降っているときは、無理をさせずに、側に寄り添って何も言わずに、スッと傘をさしてあげることも必要だと思うからだ。
いずれにしろ、教室の天気は教師が決めることができるということを改めて、肝に命じておく。