先日、花まる学習会の高濱先生の書籍を読んだ。
高濱先生は、「メシが食える大人を育てる」という表現をしているが、自分も共感している。
いつまでも、親にお世話をしてもらうのではなく、自分で自立して働いていく。
生徒たちにはそんな大人になってほしいと思っている。
そんなところ、ある本に「経済学と経済政策の最大の目標は失業を防ぐことなんです。」
と書いてあったから、驚いた。
教育と経済学も共通点があった。
その本には、問題なのは、失業そのものではなく、職を探さない人であると書いてあった。
働こうとしない人。
これは、経済の問題であり、教育の抱える問題であると思った。
エコノミーの語源はオイノミクス。
オイノミクスとは、共同体のあり方。
共同体のあり方について、考えたり議論したりすることは教育者にとっても必要なことだと考えた。
では、教育者の自分に何ができるのか。
生徒ひとりのために尽くすことである。
生徒が塾を卒業して社会に出てからも、生き生きと社会の中で働く。
そんな生徒を一人でも多く、輩出していきたい。
市場では価値は認められないけれど、私とあなたにとってはものすごく価値のあることは、間違いなくこの世の中にある。