先生の仕事は生徒に合うようなA、B、Cの選択肢を提案すること。
「何をするか決めるのは生徒」
先日の授業の最後に話した。
「自習室に来る」
「家でダラダラとする」
「どちらがテスト前に取るべき行動なのだろうか?」
「授業中、怠けてぼーっとする。」
「授業中、誰よりも真剣に問題を解いて、一言ももらさずにノートを取る」
「どちらがテストで成績を残す人だろうか?」
そんなことを話すと、生徒たちは「ハッと」なる。
生徒たちも大人もついつい視野が狭くなったり、自分を甘やかしたりして、楽な方、楽な方へと選択肢を狭めてしまう。
生徒ならまだしも、大人は言い訳がうまい。
Aができない理由はこうだからなんですよ、ともっともらしい理由をつける。
無意識に自分を守っているのかもしれない。
自分自身もそういった弱さがある。
しかし、本当に大切なのはその後だ。
自覚をしたら、いかに行動に結びつけるか。
生徒でも今日いい話聞いたな!と言って帰ったのに家でスマホをいじる生徒もいる。
生徒でも今日いい話聞いたな!と言って、家でできる限り素直に実行している生徒もいる。
生徒も言われたことしかやらない生徒。
言われたこともやらない生徒。
言われたことを素直に実行して、さらに追加でもらう生徒がいる。
どの生徒が成績を伸ばすか一目瞭然だ。
これからも生徒たちはいくつかの選択肢を見せていきたい。
間違っている方向に行っていれば、正しい方向に導いていけるような選択肢を見せていきたい。
そして、自分自身も弱さに負けるのではなく、弱さを受け入れたうえで、より良い選択をしていきたい。
自分の経験を通して生徒たちにも大切なことを伝えていきたい。